ドナヴォルタ（2018年生、母サトノハニー）

ドナヴォルタ（2018年2月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「スペインの貴婦人+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のスズカコーズウェイ（当時14歳）と交配したサトノハニーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2021年のリュフトヒエン賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって388.8万円で落札された。

石坂公一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

7月18日、デビュー戦は亀田温心騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

3歳（2021年）

2月28日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

5月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のリュフトヒエン賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のウリコヒメに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月17日、中2週で迎えた5戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のヴィントシュトース賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、少し速いペースで一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゴデレッチョに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦のライトニング賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

7月30日、中3週で迎えた7戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のドーン賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るハンデンディオーネを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って2勝目を手に入れた。

8月29日、中3週で迎えた8戦目は、一般C1三四五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古岡勇樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた9戦目は、蒼穹賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で古岡勇樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

10月15日、中4週で迎えた10戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、リレ杯～輝け、ヲタクの絆～（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のルーサーに1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

10月25日、中0週で迎えた11戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、一般B8（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のゴールドリアリティに1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

11月1日、連闘で迎えた12戦目は、さそり座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた13戦目は、西谷凜騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR名古屋第1戦（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、フェノワールに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月1日、中1週で迎えた14戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月9日、連闘で迎えた15戦目は、年の瀬の運試し!第6回中京競馬（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた16戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4歳（2022年）

1月1日、中0週で迎えた17戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本征吾騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた18戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で塚本征吾騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた19戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で塚本征吾騎手（7戦1勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で塚本征吾騎手（8戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

3月9日、連闘で迎えた21戦目は、土古ファイナルまであと2日（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で塚本征吾騎手（9戦1勝）。10頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

4月13日、中4週で迎えた22戦目は、一般B8（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で塚本征吾騎手（10戦1勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。