ウォータータイト（1992年生、母スピードキヨフジ）

Water Tight

1992.06.09

ウォータータイト（1992年6月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアーテイアス（当時18歳）と交配したスピードキヨフジが23歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）高瀬牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1995年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

田中耕太郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

6月18日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したタガノビエントを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

7月22日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシュガータイムを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

9月17日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

10月21日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

4歳（1996年）

5月25日、約7か月の休養明けで迎えた8戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったグランドダウリーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月6日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。