ピッチパーフェクト（2020年生、母ファイトソング）

ピッチパーフェクト（2020年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「完璧な、一分の隙も無い」。毛色は鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時15歳）と交配したファイトソングが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2022年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、椎名節によって792万円で落札された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

8月27日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず3着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテンホワイトラブを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

10月15日、中2週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのプラタナス賞（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3歳（2023年）

1月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳1勝クラスの黒竹賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

2月25日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

4月2日、中4週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

5月6日、中4週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永野猛蔵騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

6月24日、中6週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で永野猛蔵騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で永野猛蔵騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

8月12日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で永野猛蔵騎手（5戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

10月21日、中9週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で永野猛蔵騎手（6戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた12戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着を確保した。

12月3日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4歳（2024年）

1月8日、中4週で迎えた14戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた15戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

2月25日、中4週で迎えた16戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のイージーオンミーをクビ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

3月23日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林勝太騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。