グラシアーノ（2020年生、母シーズアウーマン）

グラシアーノ（2020年2月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ぶどうの品種名」。毛色は鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時7歳）と交配したシーズアウーマンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2023年の「崇・裕美」結婚10年記念特別編成(一般C2六)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、犬塚悠治郎によって957万円で落札された。

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

6月5日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は408kg。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

9月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

9月24日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

10月8日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

12月18日、中9週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

2022年12月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

3歳（2023年）

4月19日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた7戦目は、宮内勇樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

8月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮内勇樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた9戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2十四（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤翔馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた11戦目は、金沢芸妓の舞公演開始記念（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤翔馬騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた12戦目は、「崇・裕美」結婚10年記念特別編成（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤翔馬騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマーゴットピアを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月14日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定戦のシクラメン賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤翔馬騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハニーチャイルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月3日、中2週で迎えた14戦目は、トミタオート記念特別編成（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤翔馬騎手（5戦2勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた15戦目は、牝馬限定戦のツバキ賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤翔馬騎手（6戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

4歳（2024年）

1月6日、中3週で迎えた16戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2 18（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったベラストレーガに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

1月25日、中2週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた17戦目は、一般C2 17（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2 17（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

3月12日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた19戦目は、一般C2三（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は加藤翔馬騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた20戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、わたあめさんしろーはたぼうちゃんねる記念（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4月9日、中1週で迎えた21戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた22戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアワーストーリーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。