シルキーウィズ（2002年生、母グレイスカップ）

シルキーウィズ（2002年5月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋風を切って飛ぶ」。毛色は芦毛。種牡馬のエンドスウィープ（当時11歳）と交配したグレイスカップが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）見上牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着3回。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額800万円（1.6万×500口）で一口馬主が募集された。

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

10月24日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月13日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸びを見せたが、勝ったミラクルコンサートにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

12月11日、中3週で迎えた3戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったグリーンベルトに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中1週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

3歳（2005年）

4月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

7月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、トウカイマジックにハナ差交わされて2着に惜敗した。

7月24日、中1週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月3日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。12着に敗れた。

10月1日、中3週で迎えた9戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。