サマーヴィクトリア（2009年生、母アベルクイーン）

サマーヴィクトリア（2009年1月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名、ローマ神話の勝利の女神。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時8歳）と交配したアベルクイーンが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方21戦0勝2着4回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、杵臼牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、サラブレッドクラブセゾンによって1,050万円で落札された。

サラブレッドクラブライオンにて総額1,600万円（8万×200口）で一口馬主が募集された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

7月23日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月21日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

9月25日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

10月16日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

11月5日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

3歳（2012年）

6月20日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた7戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のスピカ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

9月2日、中5週で迎えた9戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり17着に終わった。

10月8日、中4週で迎えた10戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

10月13日、連闘で迎えた11戦目は、一般C3ロ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったサックアクロアに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月21日、連闘で迎えた12戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で西森将司騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で西森将司騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で西森将司騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず3着に敗れた。

11月25日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で西森将司騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったレッドローランに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

12月5日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、一般C3ロ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で西森将司騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月12日、連闘で馬体重を前走から5kg戻して迎えた17戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3ロ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり最後はフサイチアウステルと並んで3着同着となった。

12月31日、連闘で迎えた19戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、GブライドルT特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

4歳（2013年）

1月14日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3イ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

1月21日、連闘で迎えた21戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、全日本新人王争覇戦第1戦（高知ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったレイナデアブリルに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

1月27日、連闘で迎えた22戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

2月17日、連闘で迎えた24戦目は、一般C3ホ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サクラパルフェールに交わされて2馬身差の2着となった。

2月24日、連闘で迎えた25戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

3月17日、連闘で迎えた27戦目は、一般C3ニ（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月25日、連闘で迎えた28戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（7戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。