ビップディオス（2014年生、母ラストワルツ）

ビップディオス（2014年2月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋神（西）」。毛色は栗毛。種牡馬のキングズベスト（当時17歳）と交配したラストワルツが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害3戦0勝、地方8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2018年の一般C22。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タイヘイ牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、鈴木邦英によって1,404万円で落札された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

9月17日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた2戦目は、F.ヴェロン騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でF.ヴェロン騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、5着を確保した。

11月13日、中2週で迎えた4戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた5戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

3歳（2017年）

2月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4月9日、中7週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上はA.シュタルケ騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

4月29日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

6月11日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた9戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

8月5日、中7週で迎えた10戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた11戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月7日、中3週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で黒岩悠騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。11着に敗れた。

11月7日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた14戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた15戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、コルビージャックに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月6日、中1週で迎えた16戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下雅之騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた17戦目は、ブルーサファイアカップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下雅之騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

4歳（2018年）

1月9日、中1週で迎えた18戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、一般C20（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた19戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山下雅之騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のキャッチヒストリーをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

2月21日、中3週で迎えた20戦目は、盆梅特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下雅之騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

4月4日、中5週で迎えた21戦目は、吉野桜特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下雅之騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。