スマートカイロス（2022年生、母スマートバベル）

スマートカイロス（2022年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ギリシア神話の神(チャンスを意味する)」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時19歳）と交配したスマートバベルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2025年）

4月20日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は526kg。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るライフゲートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月3日、中1週で迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

7月6日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた4戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

9月7日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、勝ったジュンラトゥールにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中2週で迎えた6戦目は、川端海翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた7戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のゴールドダイアーをハナ差振り切って2勝目をつかんだ。