エプソムベスト（2002年生、母メルシーダンサー）

エプソムベスト（2002年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋最善、最良、全力。勝利に向かって常に全力を尽くしてほしい」。毛色は栗毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時17歳）と交配したメルシーダンサーが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石ファーム。戦績は、中央平地14戦0勝、地方33戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

エプソム愛馬会にて総額2,310万円（11.55万×200口）で一口馬主が募集された。

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月13日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

11月21日、連闘で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

3歳（2005年）

1月29日、中6週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた5戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

3月19日、中4週で迎えた6戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

5月1日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた8戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着を確保した。

6月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

8月7日、中5週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、6着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（2戦0勝）。17頭立ての8番人気で大外17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

10月1日、中3週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

12月11日、中9週で迎えた14戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では決め手が足りず16着に終わった。

4歳（2006年）

1月19日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

2月17日、中3週で迎えた16戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

7月12日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた18戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた19戦目は、一般C11（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で児島真二騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた20戦目は、一般C11（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で児島真二騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた21戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた22戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた23戦目は、一般C13（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹下太騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた24戦目は、一般C13（名古屋ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で竹下太騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた25戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹下太騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

11月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、山本茜騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた27戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本茜騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

5歳（2007年）

1月3日、中1週で迎えた28戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本茜騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた29戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本茜騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた30戦目は、一般C17（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本茜騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

2月6日、連闘で迎えた31戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本茜騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた32戦目は、一般C17（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山本茜騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた33戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた34戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山本茜騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた35戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本茜騎手（8戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

4月18日、連闘で迎えた36戦目は、一般C14（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本茜騎手（9戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

4月25日、連闘で迎えた37戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、一般C15（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

5月2日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた38戦目は、一般C16（名古屋ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

5月9日、連闘で迎えた39戦目は、一般C16（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山本茜騎手（10戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

7月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた40戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は加藤利征騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた41戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

9月18日、中5週で迎えた42戦目は、お父さん還暦おめでとう（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた43戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた44戦目は、竹田吉秀騎手を鞍上に迎えて、多度大社神馬会錦山号賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

10月25日、連闘で迎えた45戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹田吉秀騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた46戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた47戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹田吉秀騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。