プリンセスチェリー（1998年生、母オーゴンノハナ）

プリンセスチェリー（1998年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時13歳）と交配したオーゴンノハナが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は山下恭茂。戦績は、中央平地13戦0勝2着1回、地方13戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の一般C4ホ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山下恭茂から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

山崎彰義厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

2月3日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

2月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた3戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢由貴子騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で増沢由貴子騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢由貴子騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で増沢由貴子騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入った。

7月28日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で増沢由貴子騎手（5戦0勝）。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったベルクロスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

8月25日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で増沢由貴子騎手（6戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で増沢由貴子騎手（7戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、6着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた11戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月21日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は増沢由貴子騎手（8戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

11月25日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

4歳（2002年）

7月18日、約8か月の休み明けで迎えた14戦目は、松本大寿郎騎手を鞍上に迎えて、一般C3ヘ（宇都宮ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月10日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた15戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、一般C3ニ（足利ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた16戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C3ハ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5歳（2003年）

5月2日、約8か月の休養明けで迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3ニ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月5日、中4週で迎えた18戦目は、一般C3ホ（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた19戦目は、一般C4ホ（宇都宮ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のアイコマランナーに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月13日、中1週で迎えた20戦目は、一般C4ハ（宇都宮ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた21戦目は、一般C4ニ（宇都宮ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた22戦目は、一般C4ハ（宇都宮ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月12日、中1週で迎えた23戦目は、とちおとめ賞（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた24戦目は、一般C4 16（高崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた25戦目は、一般C4ヘ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

11月6日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、一般C4ト（宇都宮ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で森泰斗騎手（9戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。