ヒラリーステップ（2020年生、母サラファン）

ヒラリーステップ（2020年3月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「エベレストの難所の岸壁。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時11歳）と交配したサラファンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は上山牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上山牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって792万円で落札された。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

6月26日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は460kg。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

11月12日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で原優介騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた4戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

3歳（2023年）

1月7日、中2週で迎えた5戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月12日、中1週で迎えた7戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

3月4日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入った。

3月25日、中2週で迎えた9戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、勝ったビーティングハートにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

4月16日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマーゴットミニモを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

9月10日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月9日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

4歳（2024年）

1月8日、中3週で迎えた13戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

2月4日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。