フェリアデアブリル（2013年生、母レムリア）

フェリアデアブリル（2013年5月17日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「スペインの三大祭りの一つ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のナカヤマフェスタ（当時7歳）と交配したレムリアが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）オリエント牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方18戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上C2 23。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オリエント牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、レックスによって432万円で落札された。

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

2月28日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

3月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

6月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた3戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず18着に終わった。

8月17日、中5週で迎えた5戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップバナナ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

9月24日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は森裕太朗騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた7戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルホオジロザメに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月5日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月20日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた9戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2 45（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のレジャンドドレに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったランドオブホープに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月25日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上C2 39（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石川慎将騎手（5戦2勝）。5頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

4歳（2017年）

1月8日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で石川慎将騎手（6戦2勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で石川慎将騎手（7戦2勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

1月28日、連闘で迎えた15戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 37（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

2月7日、中0週で迎えた16戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（9戦2勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

3月4日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上C2 39（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（10戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（11戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

3月25日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上C2 34（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（12戦2勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石川慎将騎手（13戦2勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月22日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石川慎将騎手（14戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた23戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。