ブドワールドール（2022年生、母Poupee Flash）

ブドワールドール（2022年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「1900年代初頭に、淑女の私室に飾るために制作された人形」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時14歳）と交配したPoupee Flashが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2025年のアンバー賞。

経歴

デビュー前

西田雄一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

12月15日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は436kg。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したアルメントフーベルを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

3歳（2025年）

3月16日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月17日、中8週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

7月13日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月19日、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアンバー賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のベールドインパクトに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月26日、中9週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスの柏崎特別（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。