トーアジュリエット（1986年生、母トーアミステリアス）

トーアジュリエット（1986年5月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のクリスタルパレス（当時12歳）と交配したトーアミステリアスが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡豊浦町、生産者は（有）トーア牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

斉藤義美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

6月11日、デビュー戦は斉藤博美騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は416kg。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に敗れた。

11月12日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ7着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた3戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は上野清章騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

3歳（1989年）

1月15日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた7戦目は、合谷喜壮騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月19日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は上野清章騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のハードビクトリアに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月12日、中2週で迎えた9戦目は、4歳400万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤博美騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた10戦目は、4歳400万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は上野清章騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた11戦目は、4歳400万下のわらび賞（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は斉藤博美騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた12戦目は、4歳400万下のひめさゆり賞（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

5月7日、連闘で迎えた13戦目は、4歳400万下のこけもも賞（新潟芝2200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤博美騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定4歳400万下の野苺賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤博美騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、ベストプレイヤーにクビ差交わされて2着となった。

6月11日、中1週で迎えた15戦目は、4歳400万下のかきつばた賞（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は上野清章騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定4歳400万下のなでしこ賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

4歳（1990年）

2月11日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた17戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は斉藤博美騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい6着に敗れた。

2月17日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は上野清章騎手（8戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって15着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤博美騎手（7戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（8戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた21戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の青葉城特別（福島芝1800m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。