ケンセツイレブン（1989年生、母ケンセツジョオー）

ケンセツイレブン（1989年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のトウショウイレブン（当時13歳）と交配したケンセツジョオーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は神垣道弘。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

大久保良雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

1月11日、デビュー戦は宮田仁騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず13着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた2戦目は、町田俊夫騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

2月15日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で町田俊夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアースドライバーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

5月23日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

6月27日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルバスターを半馬身振り切って初白星を挙げた。

7月19日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい6着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で中舘英二騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

4歳（1993年）

4月25日、約8か月半の休養明けで迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中舘英二騎手（6戦1勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、4着を確保した。

5月8日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中舘英二騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

6月20日、中5週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で中舘英二騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で中舘英二騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に敗れた。