カルミアクラウン（2022年生、母ライラプス）

カルミアクラウン（2022年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「花言葉が『優美な女性』の花名+父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノクラウン（当時10歳）と交配したライラプスが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

吉岡辰弥厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

7月27日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月31日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったカロローザに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月14日、中1週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

12月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

3歳（2025年）

3月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5月25日、中7週で迎えた6戦目は、田山旺佑騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月7日、中1週で迎えた7戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

6月28日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田山旺佑騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したカルドウェルにクビ差届かず2着に惜敗した。

7月19日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田山旺佑騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシュパネントウィルをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。