アローブランド（1984年生、母アローグレース）

アローブランド（1984年3月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフオアフアーザー（当時8歳）と交配したアローグレースが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は藤田泰蔵。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方24戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の一般C1。

経歴

デビュー前

尾形盛次厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

4月5日、デビュー戦は鈴木寿騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は434kg。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて10着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた4戦目は、菊川正達騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1700m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は鈴木寿騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シノブスパークに交わされて1馬身差の2着となった。

7月4日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

7月11日、連闘で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（5戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菊川正達騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊川正達騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊川正達騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

10月10日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、鈴木春雄騎手を鞍上に迎えて、4歳B1（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた12戦目は、4歳B1（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木春雄騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた13戦目は、高田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳B1（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた14戦目は、4歳B1（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木春雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた15戦目は、白谷正美騎手を鞍上に迎えて、4歳B2（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

4歳（1988年）

4月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、青木智義騎手を鞍上に迎えて、一般C2ハ（三条ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月25日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた17戦目は、一般C2ハ（三条ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木智義騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2イ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青木智義騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月16日、中0週で迎えた19戦目は、一般C2ハ（三条ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で青木智義騎手（3戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のツネヨシクインに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で青木智義騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月11日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1ロ（新潟(地)ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で青木智義騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で青木智義騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2イ（新潟(地)ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で青木智義騎手（7戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったノーストウシヨウから7馬身差の2着となった。

7月23日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で青木智義騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1ロ（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で青木智義騎手（9戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のテキサスメロディーに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月25日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1（三条ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で青木智義騎手（10戦2勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のハセノスパートをクビ差制して雨中の戦いを制した。

9月7日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3（三条ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で青木智義騎手（11戦3勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた28戦目は、一般B3イ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で青木智義騎手（12戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた29戦目は、一般B3イ（新潟(地)ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は14戦連続で青木智義騎手（13戦3勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた30戦目は、一般B3ロ（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で青木智義騎手（14戦3勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた31戦目は、一般B3ロ（新潟(地)ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で青木智義騎手（15戦3勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた32戦目は、一般B3ハ（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で青木智義騎手（16戦3勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月10日、中0週で迎えた33戦目は、一般B3ロ（新潟(地)ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は18戦連続で青木智義騎手（17戦3勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月28日、中2週で迎えた34戦目は、ひいらぎ特別（三条ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は19戦連続で青木智義騎手（18戦3勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。