フォーリアキング（2004年生、母フォーリア）

フォーリアキング（2004年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名＋王様」。毛色は鹿毛。種牡馬のエリシオ（当時11歳）と交配したフォーリアが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）宮内牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方29戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年のプロキオン特別(一般C2-1)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、ディステニーファームから「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

石栗龍彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

3月25日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

6月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた3戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

8月26日、中6週で迎えた4戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた5戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

11月12日、中5週で迎えた6戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般C5-6（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハヤテカントリーを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

11月25日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4-4（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアイティメルヘンに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月10日、中1週で迎えた8戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般C4-7（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は松戸政也騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

4歳（2008年）

1月3日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

3月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、能登ワイン杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

6月24日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、一般C4-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で松戸政也騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた13戦目は、一般C4-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松戸政也騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた14戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシャインヒーローを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

8月3日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3-3（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた16戦目は、スピカ特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカミノクレスピンを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

8月31日、中1週で迎えた17戦目は、スピカ特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミズホトウショウに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月9日、連闘で迎えた18戦目は、一般C4-4（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のミズホトウショウに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月22日、中1週で迎えた19戦目は、新潟県畜産協会長賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた20戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉原寛人騎手（6戦3勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉原寛人騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で吉原寛人騎手（8戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた23戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、プロキオン特別（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

11月24日、連闘で迎えた24戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホワイトチャームを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月14日、中2週で迎えた25戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（10戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた26戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（11戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のセフティーミニヨンをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

5歳（2009年）

1月4日、連闘で迎えた27戦目は、福寿草特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（12戦4勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

4月5日、約3か月の休み明けで迎えた28戦目は、大崎上島産・デコポン杯（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（13戦4勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナギサノハナを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

4月20日、中1週で迎えた29戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般B3-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた30戦目は、れんげそう特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた31戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、つつじ特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた32戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、一般B4-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた33戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、ききょう特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

8月11日、中7週で迎えた34戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、一般B4-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。