エイシンシャーマン（1992年生、母Little Crepette）

エイシンシャーマン（1992年3月15日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のRunaway Groom（当時13歳）と交配したLittle Crepetteが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地23戦2勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

9月11日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1700m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた2戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中京芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま全身全霊の粘りで持ち堪えて、最後は2着のマイティパワーに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月20日、中3週で迎えた4戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

3歳（1995年）

3月18日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

10月29日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったエスティールーパスに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

11月12日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

11月18日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で野元昭嘉騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた12戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のニシノフジミネに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手にした。

4歳（1996年）

3月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた14戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の伊丹特別（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（7戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

9月22日、約6か月の休み明けで迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（8戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた17戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

11月9日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（9戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた19戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮し、3着に入った。

12月8日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5歳（1997年）

5月19日、約5か月半の休み明けで迎えた21戦目は、初夏特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（10戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月22日、中4週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（11戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（12戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 雨/良）に出走。鞍上は西谷誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月17日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は野元昭嘉騎手（13戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。