フィフティマッハ（2014年生、母ファインドロップ）

フィフティマッハ（2014年3月4日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「マッハ５０。超音速」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストリートセンス（当時10歳）と交配したファインドロップが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）前野牧場。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上C1-3。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

1月28日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では伸びを欠き16着に敗れた。

4月8日、中9週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

7月11日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1000m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1000m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた6戦目は、山口以和騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したカシノスプリングに半馬身届かず2着となった。

9月24日、中5週で迎えた7戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のカシノスターダストに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月9日、中1週で迎えた8戦目は、ムクドリ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口以和騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったカシノスプリングに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口以和騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口以和騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

4歳（2018年）

1月7日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサンブレナードを3/4馬身振り切って2勝目を収める

1月28日、中2週で迎えた15戦目は、シンビジューム賞（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のネオアルカディアに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

2月12日、中1週で迎えた16戦目は、早春賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた17戦目は、こいぬ座特選（佐賀ダート1750m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（7戦3勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた18戦目は、サンライズ特選（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（8戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた19戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、SAGAジョッキーズグランプリ（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフットステップに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月8日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（9戦3勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた21戦目は、サクラソウ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（10戦3勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のダイメイピットをハナ差振り切って5勝目を手中に収めた。

5月8日、中1週で迎えた22戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、立夏賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキョウワエルフを猛烈な末脚で半馬身差し切って6勝目をつかんだ。

5月26日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（11戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（12戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシュクレビジューをクビ差振り切って7勝目をマークした。

6月23日、中1週で迎えた25戦目は、ムーンストーン特選（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（13戦5勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた26戦目は、ルビー特選（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（14戦5勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた27戦目は、長崎街道田代宿特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（15戦5勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた28戦目は、長崎街道轟木宿特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（16戦5勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた29戦目は、長崎街道神埼宿特選（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（17戦5勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

10月21日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた30戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、秋陽賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた31戦目は、立冬賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた32戦目は、ひむかのくろうま賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で出水拓人騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた33戦目は、小春日和賞（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で出水拓人騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。