エイシンルカーノ（2014年生、母エイシンサンバレー）
A Shin Lucano
2014.04.10
エイシンルカーノ（2014年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+甲虫(西)。甲虫のように力強く」。毛色は栗毛。種牡馬のエイシンデピュティ（当時12歳）と交配したエイシンサンバレーが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は水丸牧場。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上500万下。
経歴
デビュー前
渡辺薫彦厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2016年）
11月5日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。
11月26日、中2週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシゲルカモシカに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。
3歳（2017年）
7月8日、約7か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着を確保した。
7月23日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。
12月2日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。
4歳（2018年）
1月20日、中6週で迎えた6戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。
2月25日、中4週で迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。
3月17日、中2週で迎えた8戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。
4月15日、中3週で迎えた9戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。
7月22日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では弾けるような伸びで猛進したが、伸びてきたレッドヴェイロン決め手に屈してクビ差の2着となった。
8月25日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は和田竜二騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。
9月17日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヤマニンペダラーダをハナ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。
10月14日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三年坂特別（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。
5歳（2019年）
5月25日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。
6月15日、中2週で迎えた15戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの小豆島特別（阪神芝1600m 外回り 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
7月7日、中2週で迎えた16戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの有松特別（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。
7月21日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの長久手特別（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦2勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。
6歳（2020年）
2月29日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（5戦2勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。
4月4日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラスの明石特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（6戦2勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったショウナンバルディにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。
5月9日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラスの鴨川特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。
7月18日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの能勢特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（8戦2勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。
8月22日、中4週で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスの宮崎特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（9戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったアドマイヤジョラスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。
12月5日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田竜二騎手（10戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。
7歳（2021年）
5月22日、約5か月半の休み明けで迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスのオーストラリアトロフィー（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で和田竜二騎手（11戦2勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。
7月11日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラスのフィリピントロフィー（小倉芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で和田竜二騎手（12戦2勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。
8歳（2022年）
3月3日、約8か月の休み明けで迎えた26戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、小野市白雲谷温泉ゆぴか特別（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。
4月7日、中4週で迎えた27戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、ハナミズキ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。
4月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、ナイター開幕第11回SKNフラッシュ8カップ（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。
5月20日、中2週で迎えた29戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、日刊ゲンダイ賞（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。
6月9日、中2週で迎えた30戦目は、マーガレット賞（園田ダート1230m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。
7月8日、中3週で迎えた31戦目は、盛夏特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は大山龍太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。
7月29日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた32戦目は、御堂筋特別（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は下原理騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。
10月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた33戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、OROターフ特別（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。
11月22日、中4週で迎えた34戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、社台スタリオンステーション特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。
12月6日、中1週で迎えた35戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、仲冬特別（水沢ダート1600m 小雪/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。
9歳（2023年）
1月11日、中4週で迎えた36戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C3 12（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったスマートドレイクに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。
デビュー前
別府真司厩舎（高知）へ入厩。
1月18日、デビュー戦は中島龍也騎手を鞍上に据えて、福井健人お誕生日特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番ゲートからスタート。出走取消となった。
2月1日、中2週で迎えた37戦目は、一般C3-9（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。