ランスオブミューズ（2018年生、母チアフルアイズ）

ランスオブミューズ（2018年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ミューズ(ギリシャ神話上の女神)の槍」。毛色は鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時5歳）と交配したチアフルアイズが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。戦績は、中央平地1戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

11月23日、デビュー戦は城戸義政騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったメイショウフンケイにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

3歳（2021年）

2月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。端を奪い、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で城戸義政騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

5月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能でしぶとく粘り込んで、最後は2着のショウナンガニアンに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

5月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月4日、約6か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて18着に敗れた。

12月11日、連闘で迎えた7戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

4歳（2022年）

1月22日、中5週で迎えた8戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入った。

10月15日、約9か月の休み明けで迎えた9戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの十日町特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい18着に敗れた。

11月19日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は城戸義政騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり18着に終わった。

5歳（2023年）

1月29日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

2月19日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた12戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

2月26日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は城戸義政騎手（5戦0勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって15着に終わった。

2023年3月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4月10日、中5週で迎えた14戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、ジルコンダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた15戦目は、五月雨ダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月13日、中5週で迎えた16戦目は、駿逸賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

6月23日、中0週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた17戦目は、サマーダッシュ（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた18戦目は、木間塚龍馬騎手を鞍上に迎えて、夏の陣ダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた19戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、オーガストダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着を確保した。

8月25日、中2週で迎えた20戦目は、神威賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮戦したが、エイシントゥランに交わされて3馬身差の2着となった。