シマトラ（2001年生、母リアルウィナー）

シマトラ（2001年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主名より＋虎」。毛色は鹿毛。種牡馬のエアダブリン（当時10歳）と交配したリアルウィナーが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は今井牧場。戦績は、中央平地19戦2勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の糸魚川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、今井牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」と「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

西塚安夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

8月23日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は432kg。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

12月14日、中4週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鈴木慶太騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

3歳（2004年）

1月10日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鈴木慶太騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で鈴木慶太騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

3月31日、中6週で迎えた7戦目は、3歳戦のスプリングフラワー賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた8戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

6月20日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ユキノマンゲツにクビ差交わされて2着となった。

7月11日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のジャックコンドルに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2005年）

4月3日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた12戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の桜木特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサウザンブライトに1馬身の差をつけて優勝

5月29日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の広瀬川特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したミレニアムダンサーにハナ差届かず2着に惜敗した。

7月17日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下の燕特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（2006年）

5月7日、約10か月の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったエイコーオーカンにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

5月28日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の広瀬川特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。