スギノウルフ（2002年生、母スギノチビカリアン）

スギノウルフ（2002年3月15日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋オオカミ」。毛色は青鹿毛。種牡馬のネーハイシーザー（当時12歳）と交配したスギノチビカリアンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は合資会社明治牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着2回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

8月29日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたホーマンテキーラ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月2日、中1週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のシルクアルタイルに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月21日、中3週で迎えた5戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

3歳（2005年）

5月29日、約6か月半の休養明けで迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

7月17日、中6週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の木古内特別（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

8月28日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで踏ん張ったが、勝ったリキアイチャンプに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月10日、中1週で馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月8日、中3週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた12戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の気力で渋太く粘り続けて、最後は2着のダンツスプリングを3/4馬身振り切って制した。

12月10日、中4週で迎えた13戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の香嵐渓特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

4歳（2006年）

1月29日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の立川特別（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

6月24日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルテセウスに1馬身3/4の差をつけて久々の一戦を物にした。

7月15日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（9戦2勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（10戦2勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた18戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝1500m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

11月5日、中6週で迎えた20戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島ダート1150m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

5歳（2007年）

4月1日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

10月21日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた22戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月2日、中5週で迎えた23戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。14着に終わった。