サダムアンビション（2009年生、母レストレスハート）

サダムアンビション（2009年1月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋野望」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時19歳）と交配したレストレスハートが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方14戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

10月9日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。17頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

3歳（2012年）

2月25日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

4月22日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したアイスクリスタルを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエネルジコに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したアイスクリスタルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のケンシベリーノに2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

7月1日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイスクリスタルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

7月21日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のフクノハルカゼを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

8月12日、中2週で迎えた11戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のギオンハイクイーンに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

9月8日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（8戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のライムフレーバーを半馬身振り切って6勝目をつかんだ。

10月13日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（9戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（10戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

12月2日、中3週で迎えた16戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、ブリリアントカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた17戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、神楽酒造（株）協賛ひむかのくろうま賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。