ランドスパイシー（1986年生、母ファインレリーナ）

ランドスパイシー（1986年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナイスダンサー（当時17歳）と交配したファインレリーナが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）林農場。戦績は、中央平地16戦1勝、中央障害10戦1勝。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

新井仁厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

8月20日、デビュー戦は中竹和也騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

9月16日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月30日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた5戦目は、久保敏文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトキノカオリを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月5日、中2週で迎えた6戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

11月26日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

4歳（1990年）

4月21日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた8戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は久保敏文騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた10戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

8月12日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた13戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて5着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた14戦目は、松田幸春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

9月16日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松田幸春騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は中竹和也騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月3日、中3週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

5歳（1991年）

2月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で中竹和也騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた20戦目は、障害5歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中竹和也騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた21戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた22戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は中竹和也騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた23戦目は、梅野信一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた24戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で梅野信一騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のショウワキングに3馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

5月11日、中2週で迎えた25戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は中竹和也騎手（8戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。