ゼットシルヴィア（2021年生、母ネオシルヴィア）

Z Silvia

2021.05.20

ゼットシルヴィア（2021年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のマクフィ（当時14歳）と交配したネオシルヴィアが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

1月20日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

3月2日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

6月9日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入った。

6月23日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

7月27日、中4週で迎えた6戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

10月4日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマニンラベーラに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月16日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったダイシンアレスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月5日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったピンクマルガリータを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

4歳（2025年）

5月15日、約6か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサリータに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月6日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のベラジオハルカに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

デビュー前

田中一巧厩舎（兵庫）へ入厩。

6月26日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての3番ゲートからスタート。競走除外となった。

7月11日、中4週で迎えた12戦目は、かみじょうたけし☆来場記念（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（5戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

10月30日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小牧太騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアウローラルミエルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

11月13日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小牧太騎手（7戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアリュールレーヴを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて5勝目を収める

12月3日、中2週で迎えた15戦目は、ポインセチア賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で小牧太騎手（8戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るベラジオラオウを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って人気に違わぬ実力を証明した。