グランドデザイン（2012年生、母アーバンクイーン）

グランドデザイン（2012年2月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「全体構想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパイロ（当時7歳）と交配したアーバンクイーンが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）田原橋本牧場。戦績は、中央平地12戦1勝、中央障害5戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

村山明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

9月13日、デビュー戦は小崎綾也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は462kg。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

3歳（2015年）

2月21日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。

3月28日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5月24日、中7週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のデンコウハシャを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

6月6日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

7月18日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下のタイランドカップ（中京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦1勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

9月6日、中6週で迎えた7戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではいいところがなく18着に終わった。

10月17日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

11月21日、中4週で迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

12月26日、中4週で迎えた10戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

4歳（2016年）

2月7日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

7月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月2日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で平沢健治騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウメイザンから半馬身差の2着となった。

10月30日、中3週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で平沢健治騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2017年）

1月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。