ハイデッカー（2011年生、母ルシルク）

ハイデッカー（2011年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「眺望の良いバスや鉄道車両」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時13歳）と交配したルシルクが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方32戦2勝。主な勝ち鞍は2014年の一般C2二十。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額3,200万円（8万×400口）で一口馬主が募集された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

3月21日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は540kg。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

4月19日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく15着に敗れた。

9月27日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

11月1日、中4週で迎えた4戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

11月8日、連闘で迎えた5戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

11月15日、連闘で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2十七（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

11月23日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は陶文峰騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

11月29日、連闘で馬体重を前走から5kg戻して迎えた8戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず3着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2二十（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフリージアコートを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

12月22日、連闘で馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

12月27日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、一般C2二十（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

4歳（2015年）

1月2日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2十八（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（6戦1勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

1月10日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた14戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3 13（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のホールドアウトに2馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

2月4日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3-10（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3-9（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

2月22日、連闘で迎えた17戦目は、一般C3ロ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

3月1日、連闘で迎えた18戦目は、山頭信義騎手を鞍上に迎えて、和夫美代子祝婚約特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた19戦目は、スナズリカラアゲ特別（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山頭信義騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた20戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、若鮎特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

4月4日、連闘で迎えた21戦目は、一般C3イ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月12日、連闘で迎えた22戦目は、田舎寿司特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた24戦目は、山崎良騎手を鞍上に迎えて、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5月16日、中0週で迎えた25戦目は、祝!志帆誕生1才特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎良騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

5月23日、連闘で迎えた26戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎良騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎良騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3イ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎良騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

6月27日、連闘で迎えた29戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎良騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

7月4日、連闘で迎えた30戦目は、一般C3ハ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

7月12日、連闘で迎えた31戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は山崎良騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

7月20日、連闘で迎えた32戦目は、梅ちゃん来高記念特別（高知ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎良騎手（7戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

7月26日、連闘で迎えた33戦目は、一般C3ハ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎良騎手（8戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

8月1日、連闘で迎えた34戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎良騎手（9戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

8月10日、連闘で迎えた35戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山頭信義騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。