ナリタアタッカー（2005年生、母トネスボウス）

ナリタアタッカー（2005年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋攻撃者」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時9歳）と交配したトネスボウスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は的場牧場。戦績は、中央平地17戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、的場牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、山路秀則によって1,417.5万円で落札された。

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

11月4日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

12月9日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

3歳（2008年）

1月20日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

3月2日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のチャールストンをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3月15日、中1週で迎えた5戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（2戦1勝）。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場勇人騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

7月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

8月23日、中5週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。15着に終わった。

12月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（4戦1勝）。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

4歳（2009年）

3月15日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3月28日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（5戦1勝）。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

5月3日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

5月9日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

5月23日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた16戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

7月4日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池崎祐介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。