スマートミリオン（2004年生、母ストラトスフィア）

スマートミリオン（2004年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋１００万。１００万ドル以上の能力を持った馬」。毛色は栗毛。種牡馬のイシノサンデー（当時11歳）と交配したストラトスフィアが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は小笠原富三郎。戦績は、中央平地5戦0勝、地方37戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の一般C1十四。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山端るり子から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、大川徹によって105万円で落札された。

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

12月17日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず13着に敗れた。

3歳（2007年）

2月11日、中7週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

6月2日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた4戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

8月11日、中6週で迎えた5戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

11月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C3十二（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた7戦目は、一般C3十二（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3十一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

4歳（2008年）

1月2日、中1週で迎えた9戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、一般C3十（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

1月12日、中0週で迎えた10戦目は、一般C3六（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

3月20日、中9週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた11戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、せんやのおせんべい杯（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

5月3日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタツキミコを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

5月25日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。

6月1日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（9戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエクスラベルを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

6月22日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本聡哉騎手（10戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたキヨサチビック決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月29日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山本聡哉騎手（11戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2七八（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で山本聡哉騎手（12戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

7月21日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で山本聡哉騎手（13戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキタノハクホウに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月2日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で山本聡哉騎手（14戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

8月10日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で山本聡哉騎手（15戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で山本聡哉騎手（16戦2勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

8月30日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で山本聡哉騎手（17戦2勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

9月6日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で山本聡哉騎手（18戦2勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

9月13日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で山本聡哉騎手（19戦2勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた29戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

10月5日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（20戦2勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

10月13日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた31戦目は、キリン生茶杯（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（21戦2勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月9日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（22戦2勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた34戦目は、一般C1十四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（23戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のフィールザウインドをアタマ差振り切って3勝目を奪取した。

12月21日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1十一（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（24戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

12月30日、連闘で迎えた36戦目は、幽玄洞レース（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（25戦3勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

5歳（2009年）

1月10日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1十（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（26戦3勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

3月23日、中9週で迎えた38戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（27戦3勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

3月29日、連闘で迎えた39戦目は、椿島レース（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で山本聡哉騎手（28戦3勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた40戦目は、一般C1八（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山本聡哉騎手（29戦3勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた41戦目は、一般C1八（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で山本聡哉騎手（30戦3勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた42戦目は、一般C1九（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山本聡哉騎手（31戦3勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。