スリーオペレーター（2003年生、母スリーケープ）

スリーオペレーター（2003年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋操作者」。毛色は芦毛。種牡馬のオペラハウス（当時15歳）と交配したスリーケープが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信岡牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、中央障害7戦2勝2着2回。2007年の阪神スプリングジャンプ(JG2)に勝利した他、2007年の淀ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

11月12日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は466kg。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた2戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい18着に終わった。

3歳（2006年）

1月28日、中8週で迎えた3戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

6月17日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月27日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月10日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊地昇吾騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月17日、連闘で迎えた8戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月4日、中6週で迎えた9戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。3着に入った。

12月2日、中3週で迎えた10戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったオースミサムソンから1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月23日、中2週で迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のリバースプライトに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2007年）

1月13日、中2週で迎えた12戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は林満明騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた13戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったアドマイヤホープから3/4馬身差の2着となった。

3月10日、中3週で迎えた14戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で林満明騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のコウエイトライに3/4馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

4月14日、中4週で迎えた15戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で林満明騎手（5戦1勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。