キングズクライ（2014年生、母ロイヤルタバスコ）

キングズクライ（2014年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「王の嘆き。父名、母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時13歳）と交配したロイヤルタバスコが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2018年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、窪田芳郎によって3,888万円で落札された。

小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

5月28日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

4歳（2018年）

1月17日、約8か月の休み明けで迎えた2戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したイサチルリョウマにアタマ差届かず2着に甘んじた。

2月9日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のクールデイズを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3月9日、中3週で迎えた4戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のファイヤーワークスに1馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

3月29日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4月25日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したシルクイングレイヴを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月31日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から9kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、最後はアーバンスターと並んで4着同着となった。

9月28日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉村智洋騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた10戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた11戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、2018JBC京都まであと3日（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。