アイティムサシ（2006年生、母ヤワラブライト）

アイティムサシ（2006年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋武蔵」。毛色は栗毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時9歳）と交配したヤワラブライトが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川島牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

8月10日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったパドブレにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月6日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3歳（2009年）

2月1日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

3月1日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のクールアンフルールに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（5戦0勝）。17頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

7月4日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

8月8日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（7戦0勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

4歳（2010年）

10月3日、約14か月の休養明けで迎えた13戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた14戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で平野優騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で平野優騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。