ヒルノクラウド（2008年生、母リキアイワンダー）

ヒルノクラウド（2008年2月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋雲」。毛色は鹿毛。種牡馬のムーンバラッド（当時9歳）と交配したリキアイワンダーが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方2戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、目名共同トレーニングセンターから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、BOBOSによって630万円で落札された。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

1月22日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

1月30日、連闘で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

2月13日、中1週で迎えた3戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

9月18日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に敗れた。

11月23日、中8週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた5戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、スプリングベリーに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2012年）

2月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、小平健二騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五十六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。