ヒシリワード（2001年生、母ヒシミヤビ）

ヒシリワード（2001年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋報酬、褒美」。毛色は栗毛。種牡馬のヒシアリダー（当時11歳）と交配したヒシミヤビが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。戦績は、中央平地2戦0勝、地方17戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

12月21日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

3歳（2004年）

4月28日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のブライトフラワー賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

9月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた4戦目は、三上智也騎手を鞍上に迎えて、一般C5ニ（宇都宮ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のセッテビットリアに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月18日、中3週で迎えた5戦目は、一般C5イ（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三上智也騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のヒサゴレディに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月31日、中1週で迎えた6戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、一般C4（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスターグラナダから1馬身差の2着に敗北した。

12月6日、中4週で迎えた7戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は三上智也騎手（2戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた8戦目は、一般C4（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三上智也騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（2005年）

1月8日、中1週で迎えた9戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で三上智也騎手（4戦2勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた10戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で三上智也騎手（5戦2勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた11戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は丸山侯彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のカンファーピークに5馬身の差をつけて3勝目をマークした。

2月21日、中1週で迎えた12戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、霧降賞（宇都宮ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のアマートハイヌーンに3馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

3月12日、中2週で迎えた13戦目は、カルラネイチャー特別（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸山侯彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月29日、中6週で迎えた14戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブランカムネージュに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月10日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のハギノショコラを半馬身振り切って5勝目を収める

5月25日、中1週で迎えた16戦目は、リフレッシュパーク市川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ユーワゼフィルスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月8日、中1週で迎えた17戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、フラワーセンター特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、チョウストロングに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月29日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、平岩潤一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で平岩潤一騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。