アヤノフェロー（1992年生、母アヤノシャネル）

アヤノフェロー（1992年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時5歳）と交配したアヤノシャネルが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）タニグチ牧場。戦績は、中央平地9戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の5歳以上900万下(牝)。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

9月3日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/稍重）に出走。馬体重は494kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクレバーシチーに6馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4歳（1996年）

1月6日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったオーパスワンにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

1月21日、中1週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた4戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上はO.ペリエ騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のロックマエストロをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

2月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の山城特別（京都ダート1800m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

3月16日、中3週で迎えた6戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレゾンデートルに2馬身半の差をつけて優勝

6月15日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、エメラルドステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦1勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

7月20日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

9月15日、中7週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の新涼特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。