タイキエンデバー（2001年生、母アドマイヤマカディ）

タイキエンデバー（2001年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋努力する」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時7歳）と交配したアドマイヤマカディが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道広尾郡大樹町、生産者は（有）大樹ファーム。戦績は、中央平地19戦4勝2着1回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の尾瀬特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額8,000万円（40万×200口）で一口馬主が募集された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

2月15日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

2月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のパストイレーサーに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

5月8日、中9週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

6月6日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の田舎館特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では不撓の気力で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のケイアイアバントを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

8月14日、中6週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の月岡特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に敗れた。

11月13日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

12月4日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の南総特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下のノエル賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

4歳（2005年）

12月18日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

5歳（2006年）

1月23日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

3月4日、中5週で迎えた12戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、抜け出したベルモントボージーにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3月18日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のキシュウマドンナをクビ差振り切って1番人気に応えた。

5月7日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中博康騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

5月20日、中1週で迎えた15戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月9日、中6週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のタイキシルバーに4馬身の差をつけて4勝目を収める

7月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦1勝）。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて18着に終わった。

6歳（2007年）

7月14日、約11か月半の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の越後ステークス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中博康騎手（3戦1勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では全く伸びず13着に終わった。

7歳（2008年）

2月23日、約7か月の休み明けで迎えた20戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。12着に敗れた。

8月9日、約5か月半の休養明けで迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。