クリノルナマヤ（2016年生、母セプドール）

クリノルナマヤ（2016年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋月（ラテン語）＋マヤ文明」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時18歳）と交配したセプドールが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は秋田育成牧場。主な勝ち鞍は2020年の競馬場に必ずみんなの笑顔は戻る(一般C8)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、秋田育成牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、オーシャンレーシングによって216万円で落札された。2歳のとき、宝寄山拓樹から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、栗本博晴によって680.4万円で落札された。

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

9月15日、デビュー戦は服部寿希騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は448kg。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で服部寿希騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

10月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

11月18日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は服部寿希騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた5戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

3歳（2019年）

1月27日、中5週で迎えた7戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた8戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったリュウノセレナーデに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C1一（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた10戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

9月4日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアウトオブワーズに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月10日、中2週で迎えた13戦目は、平取町二風谷公園賞（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るフジミを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

10月23日、中1週で迎えた14戦目は、萩特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阪野学騎手（3戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた15戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、襟裳岬特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

4歳（2020年）

3月8日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

4月19日、中5週で迎えた17戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/不良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月4日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

6月19日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた19戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は大柿一真騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた22戦目は、尾崎章生騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったサバイバルルージュに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月2日、中1週で迎えた23戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で尾崎章生騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

9月30日、中3週で迎えた24戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、競馬場に必ずみんなの笑顔は戻る（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るロジベーカを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月16日、中1週で迎えた25戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

11月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた27戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた28戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川智史騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた29戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。