ヒロノクーニャン（1985年生、母スピーディーアン）

ヒロノクーニャン（1985年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロイヤルニジンスキー（当時8歳）と交配したスピーディーアンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ガーベラパークスタッド。戦績は、中央平地19戦2勝2着1回、地方10戦2勝。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

清水出美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

11月28日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

3歳（1988年）

1月9日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

1月30日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、5着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田優騎手（6戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったセンノクイーンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月27日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で本田優騎手（7戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月17日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で本田優騎手（8戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドベルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月24日、連闘で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳400万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で本田優騎手（9戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた11戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳400万下（京都芝1600m 外回り雨/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（10戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

6月25日、中1週で迎えた13戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下の羊ケ丘特別（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月31日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

9月11日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（11戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（12戦1勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメモリアルシチーに4馬身の差をつけて優勝

4歳（1989年）

2月13日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、榎本貴行騎手を鞍上に迎えて、うぐいす特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた21戦目は、三浦正男騎手を鞍上に迎えて、B2ロ（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた22戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は榎本貴行騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のシャインワールドに1馬身半の差をつけて優勝

4月17日、中2週で迎えた23戦目は、B2イ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で榎本貴行騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた24戦目は、中京スポ杯（中京(地)芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で榎本貴行騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のニシケンノーザリーに1馬身の差をつけて制した。

5月25日、中3週で迎えた25戦目は、白バラ特別（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で榎本貴行騎手（4戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月28日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、ききょう特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で榎本貴行騎手（5戦2勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた27戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、A2 B1-2（中京(地)ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月18日、連闘で迎えた28戦目は、B2ロ（中京(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は榎本貴行騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた29戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で榎本貴行騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。