ダイセングレイス（2000年生、母エリートソロン）

ダイセングレイス（2000年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋優美」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフオテイテン（当時16歳）と交配したエリートソロンが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方32戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年のファーストトライ。

経歴

デビュー前

佐々木勝彦厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2002年）

6月6日、デビュー戦は下原理騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグッドネスローラに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月9日、中4週で迎えた2戦目は、2歳F1（園田ダート820m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマッキーシルビアに5馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

8月3日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦2勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

8月29日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳戦の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦2勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ネイビーズドーターに3/4馬身交わされて2着となった。

10月30日、中4週で迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のプリンスリートロフィー（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず3着に敗れた。

11月24日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

12月26日、中4週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（5戦2勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

3歳（2003年）

7月29日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、三日月特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

8月21日、中2週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた10戦目は、山東町よふど温泉特別（姫路ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（7戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上B1-2（姫路ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（8戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上B1-1（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた13戦目は、波賀町メイプルタウン特別（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は下原理騎手（9戦2勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上B1-2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（10戦2勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上A3-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（11戦2勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タマモパラダイスに半馬身交わされて2着となった。

4歳（2004年）

1月6日、中4週で迎えた16戦目は、ジャニュアリーカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（12戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

1月15日、連闘で迎えた17戦目は、京都畜産特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（13戦2勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた18戦目は、草たまご特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（14戦2勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上B1-2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（15戦2勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた20戦目は、香寺荘竹取の湯特別（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で下原理騎手（16戦2勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた21戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、雪割草特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた22戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた23戦目は、大枝幹也騎手を鞍上に迎えて、一般B1-3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた24戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた25戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた26戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

7月22日、中2週で馬体重を前走から21kg減らして迎えた27戦目は、村井裕章騎手を鞍上に迎えて、コウノトリ豊岡特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

8月17日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた28戦目は、生野銀山特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村井裕章騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた29戦目は、香寺荘竹取の湯特別（姫路ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村井裕章騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウインドクエストを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

9月14日、中1週で迎えた30戦目は、赤松円心特別（姫路ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村井裕章騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上A2-2（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で村井裕章騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

10月7日、連闘で迎えた32戦目は、谷川真生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上A2-2（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で谷川真生騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた34戦目は、報知中津特別（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で谷川真生騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。