キープシークレット（2015年生、母ウーマンシークレット）

キープシークレット（2015年2月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「包み隠す。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時14歳）と交配したウーマンシークレットが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地9戦2勝。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額3,000万円（6万×500口）で一口馬主が募集された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

7月2日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

8月5日、中4週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

11月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 雨/重）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

3歳（2018年）

1月20日、中8週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた5戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた6戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るザクライングマシンを上がり4位の末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

3月17日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

7月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた8戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のシュンノカミをハナ差振り切って久々の一戦をモノにした。

8月12日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

4歳（2019年）

2月16日、約6か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

4月13日、中7週で迎えた11戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた12戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

8月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのポプラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた14戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの大通公園特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

2019年8月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。