ファディスタ（2004年生、母ミストラルアゲン）

ファディスタ（2004年3月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ポルトガルの民族歌謡『Ｆａｄｏ』の歌い手」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時10歳）と交配したミストラルアゲンが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,575万円（7.88万×200口）で一口馬主が募集された。

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

7月29日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は518kg。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

12月24日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2007年）

1月13日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では閃光のような末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたジョウノガーベラ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

2月18日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず最後はウメノカイウンと並んで7着同着となった。

5月20日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るレディアーティストを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

6月3日、中1週で迎えた8戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

11月11日、約5か月半の休み明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 小雨/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

12月15日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

4歳（2008年）

1月26日、中5週で迎えた11戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。

9月13日、約7か月半の休養明けで迎えた13戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

10月4日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。