サチノコイノボリ（2009年生、母エレガントマリー）

サチノコイノボリ（2009年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋こいのぼり」。毛色は鹿毛。種牡馬のストーミングホーム（当時11歳）と交配したエレガントマリーが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、競優牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

10月1日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月30日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

11月26日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

3歳（2012年）

1月21日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた7戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。

3月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

5月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分優作騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったブランクヴァースにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

6月10日、中4週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で国分優作騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、6着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で国分優作騎手（5戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンライズロイヤルに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。