マーシレス（2011年生、母スイートリトリート）

マーシレス（2011年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「情け容赦ない」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時10歳）と交配したスイートリトリートが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

浜田多実雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

1月12日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヒカリセットに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3月16日、中5週で迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に敗れた。

12月20日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。

4歳（2015年）

1月12日、中2週で迎えた5戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

1月24日、中1週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

3月29日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

5月9日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は義英真騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウインオーラムに2馬身半の差をつけて2勝目を収める

5月30日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

9月26日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で義英真騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で義英真騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はザショットアローと並んで2着同着となった。

11月8日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で義英真騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5歳（2016年）

4月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

4月30日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

5月21日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のコンテナをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6月11日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は義英真騎手（6戦1勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

8月20日、中9週で迎えた17戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

10月15日、中7週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

6歳（2017年）

3月12日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

5月20日、中9週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の火打山特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、タガノヴィッターにハナ差交わされて2着となった。

5月27日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

7歳（2018年）

7月29日、約14か月半の休養明けで迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（5戦1勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

9月2日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中井裕二騎手（6戦1勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

10月21日、中6週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた24戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の大山崎特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

12月22日、中8週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は中井裕二騎手（7戦1勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。

8歳（2019年）

5月5日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の八海山特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（8戦1勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。