ユウキユピテル（1991年生、母ダルゴスター）

ユウキユピテル（1991年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノーパスノーセール（当時9歳）と交配したダルゴスターが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村和夫。戦績は、中央平地15戦3勝2着3回、地方21戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1995年の加古川特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

新井仁厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1994年）

1月29日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は512kg。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったマチカネクルミワリに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月20日、中2週で迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のタガジョーチャンプに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月19日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

6月26日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のラックオブキングに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手に入れた。

7月24日、中3週で迎えた5戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の九州スポーツ新聞杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

4歳（1995年）

3月18日、約8か月の休養明けで迎えた6戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の伊丹特別（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

4月15日、中3週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したグッターズユーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

4月23日、連闘で迎えた8戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

5月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の加古川特別（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワイエムルーブルに5馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

6月10日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦のグリーンステークス（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は内田浩一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた11戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の阿武隈ステークス（福島ダート1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

7月23日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の天草特別（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦2勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、3着に入った。

8月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は内田浩一騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

9月3日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた14戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の日南特別（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

10月14日、中5週で迎えた15戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したサンエムキングを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5歳（1996年）

7月9日、約9か月の休み明けで迎えた16戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、文月特別（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた17戦目は、一般A2（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったナムラクリエイトから4馬身差の2着となった。

8月18日、中3週で迎えた18戦目は、サンシャインマイラーズカップ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた19戦目は、長月特別（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったナムラクリエイトから2馬身半差の2着となった。

10月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、一般A1（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で前野幸一騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6歳（1997年）

4月29日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から7kg絞って迎えた21戦目は、鈴木義久騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた22戦目は、エメラルド特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた23戦目は、エメラルド特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は鈴木義久騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のグランドレーシングに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

6月10日、中1週で迎えた24戦目は、一般A1（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（6戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた25戦目は、ルビー特別（上山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（7戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた26戦目は、地方重賞の上山城大賞典（上山ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木義久騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

7歳（1998年）

5月10日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた27戦目は、エメラルド特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた28戦目は、一般A1（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（9戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた29戦目は、パール特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木義久騎手（3戦1勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた30戦目は、ルビー特別（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（10戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったイシノテーストから半馬身差の2着となった。

8月17日、中3週で迎えた31戦目は、一般A2（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は鈴木義久騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月4日、中6週で迎えた32戦目は、鈴木勝騎手を鞍上に迎えて、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた33戦目は、一般B3イ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木勝騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月1日、中5週で迎えた34戦目は、青木智義騎手を鞍上に迎えて、一般B3ロ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8歳（1999年）

4月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg減らして迎えた35戦目は、佐藤涼騎手を鞍上に迎えて、一般C2ロ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた36戦目は、野元栄二騎手を鞍上に迎えて、一般C3ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。