キゼンホマレ（1994年生、母キシュウシンボル）

キゼンホマレ（1994年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンシングブレーヴ（当時11歳）と交配したキシュウシンボルが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は浦新牧場。戦績は、中央平地33戦4勝2着2回、中央障害4戦0勝。1998年のオーストラリアトロフィー(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

2月23日、デビュー戦は田島裕和騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に終わった。

3月1日、連闘で迎えた2戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（阪神芝1600m 雨/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月16日、中1週で迎えた3戦目は、4歳新馬（阪神芝2200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた4戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2200m 雨/重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイコノヒビキを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月26日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下のこけもも賞（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったパルスビートにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

5月10日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下のたちばな賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

6月15日、中4週で迎えた7戦目は、4歳500万下の胡蝶蘭賞（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で宝来城多郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

4歳（1998年）

2月8日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で宝来城多郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

3月1日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宝来城多郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフェルナンディーナを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月14日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宝来城多郎騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のヤマトペガサスに1馬身3/4の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

3月21日、連闘で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の千里山特別（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で宝来城多郎騎手（7戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の摂津特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエリモウイングをクビ差振り切って3勝目をマークした。

4月25日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンのオーストラリアトロフィー（京都芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝2000m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

6月28日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、5歳以上1600万下のグリーンステークス（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（8戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上1600万下の垂水ステークス（阪神芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の九州スポーツ杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（10戦2勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

5歳（1999年）

3月13日、約7か月半の休み明けで迎えた18戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で宝来城多郎騎手（11戦2勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

4月10日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪-ハンブルクカップ（阪神芝2500m 雨/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で宝来城多郎騎手（12戦2勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の鴨川特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の白川特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のジョカトーレに2馬身半の差をつけて優勝

6月19日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島芝2000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（6戦2勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上1600万下の垂水ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島裕和騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

6歳（2000年）

4月30日、約10か月の休み明けで迎えた24戦目は、5歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島裕和騎手（8戦2勝）。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着を確保した。

5月14日、中1週で迎えた25戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた26戦目は、5歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手（9戦2勝）。17頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた27戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の垂水ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

12月10日、約5か月半の休養明けで迎えた28戦目は、4歳以上1600万下の元町ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手（10戦2勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のクリスマスキャロルハンデキャップ（阪神芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（11戦2勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

7歳（2001年）

1月6日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（13戦2勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

2月3日、中3週で迎えた31戦目は、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は宇田登志夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

2月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は宝来城多郎騎手（14戦2勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

4月22日、中5週で迎えた34戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた35戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で今村康成騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

8歳（2002年）

6月9日、約13か月の休養明けで迎えた36戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月22日、中1週で迎えた37戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。10着に敗れた。