ニシノアリス（1999年生、母ブランドミラー）

ニシノアリス（1999年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時10歳）と交配したブランドミラーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の香春岳特別(500万下牝)。

経歴

デビュー前

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

8月24日、デビュー戦は鹿戸雄一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は502kg。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

10月5日、中5週で迎えた2戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた3戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

12月8日、中6週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた4戦目は、大木義一騎手を鞍上に迎えて、一般C4ヘ（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のサマーストリームをアタマ差制して初勝利を挙げた。

12月27日、中2週で迎えた5戦目は、一般C4（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大木義一騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4歳（2003年）

3月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

4月5日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に敗れた。

10月25日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で北村浩平騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

11月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村浩平騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

5歳（2004年）

1月18日、中9週で迎えた10戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村浩平騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレンダを驚異的な末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

2月8日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（5戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村浩平騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたタイキフェイム決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

3月28日、連闘で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月17日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は北村浩平騎手（7戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。12着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

8月22日、中2週で迎えた18戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

6歳（2005年）

1月29日、約5か月半の休養明けで迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は北村浩平騎手（8戦1勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

2月13日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（9戦1勝）。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

3月13日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村浩平騎手（10戦1勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

5月21日、中9週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村浩平騎手（11戦1勝）。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村浩平騎手（12戦1勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。