イブキヤマヂカラ（2002年生、母ジアルファ）

イブキヤマヂカラ（2002年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋山人の持つ腕力」。毛色は栗毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時13歳）と交配したジアルファが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は大平ファーム。戦績は、地方23戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の一般C3六七。

経歴

デビュー前

当歳のとき、北陽ファームから「北海道7月当歳市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

山藤統宏厩舎（大井）へ入厩。

4歳（2006年）

1月20日、デビュー戦は的場直之騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は558kg。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のアムールカーチャをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

2月2日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

3月1日、中3週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場直之騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したリーディングボアを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

8月27日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、早見多加志騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

9月13日、中1週で馬体重を前走から29kg絞って迎えた5戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（大井ダート1500m 内回り雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったリワードプランナーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月2日、中2週で迎えた6戦目は、一般C3五六（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

5歳（2007年）

1月1日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C3九十11（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったピーエムドヌールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

1月22日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3六七（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のアサヒライアンをクビ差振り切って勝利をモノにする

2月5日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3四ア（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3四五六（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3四五（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴史騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたスコーピオンラリー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

4月17日、中4週で迎えた12戦目は、一般C3八九（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で水野貴史騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3七八（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で水野貴史騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた14戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月27日、中4週で迎えた15戦目は、一般C3五六（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3十11（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3-11 12 13（大井ダート1500m 内回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた18戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C3-12 13（大井ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた19戦目は、一般C3五六（大井ダート1500m 内回り雨/重）に出走。鞍上は早見多加志騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早見多加志騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

11月20日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、村井裕章騎手を鞍上に迎えて、胆振軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

12月4日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、フリーマーケット開催記念特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村井裕章騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた23戦目は、楽天競馬特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村井裕章騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。