ティアーモ（2010年生、母レディチャーム）

ティアーモ（2010年4月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「愛しています（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時9歳）と交配したレディチャームが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地16戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の西海賞(1000万下牝)。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額1,575万円（3.15万×500口）で一口馬主が募集された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

3月3日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は442kg。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のアサクサティアラをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のディープサウスを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

5月19日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦2勝）。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

8月24日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアルアマーナに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月13日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい13着に敗れた。

4歳（2014年）

2月16日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

8月2日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた7戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の日高特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月27日、中7週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

12月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の白井特別（中山芝2000m 雨/良）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

5歳（2015年）

2月8日、中6週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝2000m 小雪/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦2勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

7月26日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下のHTB賞（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の2015ワールドオールスタージョッキーズ第4戦（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた15戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、インナーアージに半馬身交わされて2着となった。

6歳（2016年）

1月10日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の北大路特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って16着に敗れた。